前回は、おねしょの話題でしたが、今回は、大人の頻尿。中でも、もっと早く病院で相談すればよかったと言われることの多いおくすり、ベオーバです。
お母さん世代の方でも頻尿に悩む方はいらっしゃいます。年配の方だけの問題ではありません。
私は、薬科大学卒業後、医薬品メーカーの研究開発部門で3年間勤めた後、 調剤薬局で20年以上、患者さまにおくすりの説明をさせていただいております。
ベオーバのメリット・デメリットをやさしく解説したいと思います。
ベオーバの詳しい効果、用法、用量、副作用については、くすりのしおりをご覧ください。
おくすりの効果、副作用については、個人差があります。
ベオーバのメリット
頻尿を相談するのは、なんだか恥ずかしいとおっしゃる方も多いと思います。夜中に起きる回数が多くて困っていたり、お仕事中なかなかお手洗いに行けずに困っていたり、人それぞれ。
ベオーバは、膀胱をゆるめて、おしっこを貯めやすくするおくすりです。
ベオーバが登場する前の抗コリン薬という分類のおくすりは、便秘や口の中が乾くという副作用が多くありましたが、ベオーバは少ないです。
ベオーバと同じ分類のおくすりにベタニスがありますが、そちらのおくすりは「生殖可能な年齢の患者には投与をできる限り避ける」という注意喚起(警告)があります。
ベオーバは、副作用も少なくて、若い年代の方にも使えるおくすりです。
ベオーバの副作用
ベオーバの副作用は、便秘、口の中が乾く、膀胱炎とありますが、非常に少ないです。重大なものに尿閉があります。
迷っていたら、病院で相談してみましょう
継続のおくすりをもらいに来られる方の
もっと早く病院で相談すればよかったわ~
こんなに日常生活が楽になるとは思っていなかった
というお声が本当に多いおくすりです。
近所の泌尿器科は女医さんがやっているため、若い女性も多く来られます。頻尿の相談は、婦人科に行くことも多いと思いますが、やはり専門の泌尿器科で診てもらいたいですよね。
骨盤底筋を鍛えるトレーニングも頑張りましょう。
参考
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